用語集
子育てデータの記事に出てくる言葉を、専門用語を使わずに説明します(16語)。
- スクリーンタイムScreen time
- テレビ・スマホ・タブレット・ゲーム機などの画面を見ている時間のこと。研究では、見ている内容や、誰と一緒に見ているかによって影響が変わるかも調べられています。関連記事: 子どものスマホ・動画は何時間まで?年齢別の目安をWHOと研究で整理、乳幼児のスマホ・動画の時間、言葉の発達に影響する?、子どものスマホ・動画の時間と近視の関係。目を守るためにできること、長時間のスクリーンタイムはADHD症状と関係ある?
- 共同視聴Co-viewing
- 子どもが動画やテレビを見るときに、大人が一緒に見て話しかけたり、内容について会話したりすること。米国小児科学会も、親子で一緒に見ることを勧めています。関連記事: 子どものスマホ・動画は何時間まで?年齢別の目安をWHOと研究で整理、幼児のタブレット学習アプリに効果はある?
- 実行機能Executive function
- 目標に向けて自分の行動や気持ちを調整する力のこと。がまんする力、切り替える力、覚えておきながら考える力などを含みます。幼児期から少しずつ育ちます。関連記事: タブレットとテレビ、自分を抑える力への影響は同じ?受け身の視聴との違い、テンポの速い動画を見ると、子どもの集中力は落ちる?、3歳の子が動画を見ないと泣く。自分で止める力はいつ育つ?
- 自己調整(自分を抑える力)Self-regulation
- 気持ちや行動を、場面に合わせて自分でコントロールする力のこと。動画をやめる、順番を待つといった場面で必要になります。関連記事: 3歳の子が動画を見ないと泣く。自分で止める力はいつ育つ?、子どもの「YouTubeをもっと見たい」を上手に断るには?研究でわかった声かけ、子どもの癇癪(かんしゃく)への対応。年齢による変化と関わり方のコツ
- 非認知能力Non-cognitive skills
- テストの点数では測りにくい力の総称。粘り強さ、自分を抑える力、人と協力する力などを指します。研究者によって範囲の決め方が少しずつ違います。関連記事: AI時代に伸ばしたい子どもの力は何?研究でわかった「非認知能力」の中身、AI時代に伸ばしたい「創造力」は鍛えられる?偏りを除くと効果は小さめだった
- 対話型の読み聞かせDialogic reading
- 絵本を読みながら、大人が子どもに質問したり、子どもの答えを広げたりして、会話しながら読む方法。言葉の発達を助ける読み方として研究されています。関連記事: 絵本の読み聞かせ、AIの声でも人と同じ効果がある?、子どもにAIは何歳から?研究と公的ガイドラインで整理
- テクノフェアレンスTechnoference
- スマホなどの機器が、人と人とのやりとりをじゃますること。親がスマホを見ていて子どもとの会話が途切れる場面などを指します。関連記事: 親のスマホ使用は子どもに影響する?「テクノフェアレンス」とは
- 親が子どもの写真や情報をSNSなどで公開すること。「シェア」と「ペアレンティング(子育て)」を合わせた言葉です。関連記事: 子どもの写真をSNSに載せるリスクは?「シェアレンティング」の注意点
- ゲーム障害Gaming disorder
- ゲームをする時間や頻度を自分でコントロールできず、生活に大きな支障が出ても続けてしまう状態。WHOの国際疾病分類に含まれている診断名で、ゲームをよくするだけでは当てはまりません。関連記事: 子どものゲームがやめられない。「ゲーム障害」とはどんな状態?
- 分離不安Separation anxiety
- 親など身近な大人と離れるときに強い不安を感じること。乳幼児期には多くの子に見られる、発達の一部です。関連記事: 保育園の登園しぶり・分離不安はいつまで続く?
- HSC(人一倍敏感な子)Highly sensitive child
- 音や光、人の気持ちなどに敏感に反応しやすい気質を持つ子どものこと。病気や障害の名前ではなく、生まれ持った気質の一つとして研究されています。関連記事: 人一倍敏感な子(HSC)・繊細な子への接し方。気質の研究から考える
- 井の中の大魚効果Big-fish-little-pond effect
- 同じ実力でも、周りのレベルが高い集団にいると自分の能力への自信が下がりやすく、周りが自分と同じくらいの集団にいると自信を持ちやすいという現象。関連記事: 中学受験でクラスの順位が気になる。「井の中の蛙効果」とは?
- 認知的オフロードCognitive offloading
- 覚えることや考えることを、メモやスマホ、AIなどの外の道具に任せること。便利な一方で、自分で覚えたり考えたりする機会が減ることもあります。関連記事: AIに答えを聞くと、覚える力はどう変わる?記憶の研究から、宿題にAIを使わせると考える力は落ちる?研究でわかった使い方の分かれ道
- メタ分析Meta-analysis
- 同じテーマを調べた複数の研究の結果を、統計の方法でまとめて分析すること。1つの研究より、全体としての傾向をつかみやすくなります。
- 相関と因果Correlation and causation
- 「Aが多い人ほどBも多い」という関係(相関)があっても、AがBの原因(因果)とは限らないこと。ほかの理由が両方に関わっている場合もあります。このメディアでは、相関しか示されていないものは「関連があった」と書いています。
- オッズ比Odds ratio
- ある出来事の起こりやすさを、2つのグループで比べる数字。1より大きければ起こりやすく、1より小さければ起こりにくいことを表します。「確率が何倍」とは意味が少し違います。関連記事: 子どものスマホルールの作り方。研究でわかっている効果的な決め方