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子どもとAI 10の問い。研究と公的な指針で答える

子どもとAIについて、親からよく出る10の問いに答えました。どの答えも研究と公的な指針をもとにしていて、くわしい記事へのリンクがあります。

「わかっている度」は、元になった記事の研究の量と質から判断した3段階の目安です(★★★は研究の結果がそろっているもの、★☆☆は研究が少ない・結果が分かれているもの)。各項目のリンク先で、研究の中身と出典を確認できます。

使わせ方

AIを使わせるかどうかより、年齢と使い方で考えるのが基本です。

  1. 何歳からAIを使わせる?わかっている度 ★☆☆

    ひとりで使わせるのは13歳からが目安です。それより前は親と一緒に、答えを確かめながら使えば、学びに役立つ場面もあります。

    詳しく:子どもにAIは何歳から?研究と公的ガイドラインで整理

  2. 宿題をAIにやらせるのはどこまでOK?わかっている度 ★★☆

    答えを写すと学びは減り、ヒントとして使えば減りにくいとわかっています。読書感想文や自由研究で、AIが作ったものをそのまま出すのは、文科省の指針で不適切とされています。

    詳しく:宿題にAIを使わせると考える力は落ちる?研究でわかった使い方の分かれ道

    詳しく:AIに読書感想文・自由研究を手伝わせるのはずるい?文科省の方針と家庭でのルール

  3. AIに頼りすぎると、覚える力・考える力に影響する?わかっている度 ★☆☆

    あとで頼れると思うだけで、自分で覚えようとする働きが弱まることが、記憶の実験でわかっています。AIでの直接の検証はまだ少数です。

    詳しく:AIに答えを聞くと、覚える力はどう変わる?記憶の研究から

  4. AIと一緒に勉強すると、学習効果は上がる?わかっている度 ★★☆

    AIを使った個別学習は、学習の成果にプラスの効果が見られることが多いとわかっています。ただし、効果の大きさはAIの種類や使い方で差があります。

    詳しく:AIの個別学習・AIチューターで本当に成績は上がる?

安全

フィルターや設定だけに頼らず、親に話せる関係をつくっておくことが大切です。

  1. 子どもがAIに悩みを相談するのは安全?わかっている度 ★★☆

    軽い悩みなら、多くの子が役に立ったと感じています。ただ、深刻な悩みではAIは危険に気づけず、大人につなげないこともあり、人に代わる相談相手にはなりません。

    詳しく:子どもがAIに悩みを相談している。安全?人に相談するのとの違い

  2. AIの性的・暴力的な内容からどう守る?わかっている度 ★★☆

    フィルターと年齢制限は役に立ちますが、それだけでは守りきれません。設定に加えて、困った返事を親に話せる関係と、AIの性質を教えることが必要です。

    詳しく:AIの性的・暴力的な返答から子どもを守るには?フィルターと年齢制限だけでは防げない理由

  3. AIに個人情報を入力させていい?わかっている度 ★★☆

    AIチャットに入力した内容は、記録され得ます。そのため、個人情報は入力させないことが大切です。

    詳しく:子どもがAIチャットで何を話しているか知っていますか?研究でわかった使われ方とリスク

これからの学びと家庭

学校でも家庭でも、分かれ目はAIの使い方です。

  1. AI時代に学校の授業はどう変わる?わかっている度 ★☆☆

    授業がどう変わるかは、まだ決まっていません。分かれ目は、AIが答えを渡すかヒントにとどめるかです。学校の方針と子どもの使い方の両方を確かめておきましょう。

    詳しく:AI時代に学校の授業はどう変わる?各国の動きと、教室でAIを使った研究からわかること

  2. 親はAIの利用をどこまで管理すべき?わかっている度 ★☆☆

    時間と場所のルールは親が決め、AIで何を聞いたかは子どもに話してもらうのが、研究と合う線引きです。会話の履歴を見るなら抜き打ちにせず、先に約束しておきます。

    詳しく:親は子どものAI利用をどこまで管理する?見守りと任せ方の線引きを年齢別に

  3. AIを使える子と使えない子の格差は?わかっている度 ★☆☆

    AIを使える子の方が学力が伸びるとは、まだ言えません。研究で差が出ていたのは使い方で、答えを聞くだけの使い方では、AIがない場面の成績が下がりました。

    詳しく:AIを使える子と使えない子で、学力の差は広がる?分かれ目は「使い方」と周りの関わり

あわせて読みたい

「やるといいこと」「させない方がいいこと」は別のページにまとめています。

このまとめは、研究で見られた集団の傾向をもとにした一般的な情報です。すべての子どもに当てはまるとは限りません。発達や心の様子で気になることがあるときは、かかりつけの小児科や自治体の子育て相談窓口に相談できます。