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研究でわかった、子どもにさせない方がいいこと
子育てデータの53本の記事から、研究で注意が必要とわかっている「子どもにさせない方がいいこと」と「親が控えたい関わり方」をまとめました。どれも「絶対にダメ」という禁止リストではなく、研究で結果が出ている注意点です。最後に、心配しすぎなくていいことも載せています。
「わかっている度」は、元になった記事の研究の量と質から判断した3段階の目安です(★★★は研究の結果がそろっているもの、★☆☆は研究が少ない・結果が分かれているもの)。各項目のリンク先で、研究の中身と出典を確認できます。
子どもにさせない方がいいこと
「絶対ダメ」ではなく、研究で注意が必要とわかっている使い方です。
寝室にスマホ・タブレット・テレビを置くわかっている度 ★★☆
寝室に画面のある機器があるだけで、睡眠が短くなる関連が報告されています。充電はリビングなど寝室の外にします。
AIに宿題の答えを出させて写すわかっている度 ★★☆
答えを写すと学びは減り、AIを外したときに差が出ていました。AIはヒントとして使えば、その心配は小さくなります。
読書感想文や自由研究で、AIの文章をそのまま提出するわかっている度 ★☆☆
文部科学省の指針で「不適切又は不正な行為」とされています。言い換えやアイデア出しの手伝いとは分けて考えます。
12歳以下で、AIチャットを一人で自由に使うわかっている度 ★★☆
年齢が低いほど暴力的・性的な内容のやりとりにも使う傾向がありました。ユネスコの目安では、一人で使うのは13歳からです。
AIチャットに名前・住所・学校名・顔写真を入力するわかっている度 ★★☆
入力した内容は企業側に保存される可能性があります。使い始める前に、入力してはいけない情報を具体的に伝えます。
ゲームのチャットで知らない人と連絡先を交換するわかっている度 ★★☆
年齢を偽る、ゲーム内のアイテムを贈るなどして関係を築く手口が報告されています。「優しくしてくれる人ほど注意」と伝えておきます。
宿題中に動画やSNSを流しっぱなしにするわかっている度 ★★☆
「ながら勉強」をする子ほど、記憶力や成績が低い傾向を示した研究が複数あります(原因かどうかはまだわかっていません)。
1歳未満で、画面を見せるわかっている度 ★★☆
WHOの指針では、1歳未満は画面を見せない(ビデオ通話などは別)のが目安です。
つらい気持ちを、AIにだけ話すわかっている度 ★☆☆
AIは気持ちを読み違えることがあります。「AIにも話していいけど、人にも話そうね」と伝えておきます。
親が控えたい関わり方
子どもにさせないことと同じくらい、親の関わり方も研究で差が出ています。
ぐずったら、いつも動画で落ち着かせるわかっている度 ★★☆
動画で気持ちを落ち着かせることが多い家庭ほど、動画をやめるときの感情が激しくなる関連がありました。抱っこや絵本など、ほかの方法も用意しておきます。
「お兄ちゃんは〜なのに」ときょうだいを比べるわかっている度 ★★☆
比較や、一方にだけ厳しい接し方は、自己肯定感の低下やきょうだい関係の悪化と関連しています。
嘘をついたことを厳しく罰するわかっている度 ★★☆
厳しく罰すると、かえって嘘が増え、嘘をつき通す力も高まるという結果が報告されています。
「完璧」「天才」のような大げさな言葉で褒めるわかっている度 ★★☆
自己肯定感が低い子ほど、大げさに褒められると新しい挑戦を避けやすくなります。
中学生のスマホのルールを、理由を言わずに一方的に決めるわかっている度 ★★☆
年齢が上がると、一方的なルールは反発や問題のある使い方を招きやすくなります。
子どもの顔・名前・学校がわかる写真を誰でも見られる設定で投稿するわかっている度 ★★☆
居場所や個人が特定できる情報は、写真と切り離し、公開範囲も家族や友人に絞ります。
「やり抜く力」や「創造力」を鍛える教材に大きくお金をかけるわかっている度 ★★☆
大規模な分析では、こうしたプログラムの効果は思われているより小さいとされています。
心配しすぎなくていいこと
反対に、心配されやすいけれど、研究では多くの場合「よくあること」とされているものです。
習い事をすぐ辞めるわかっている度 ★★☆
思春期にかけて活動をやめるのはよくあることで、辞めること自体が将来に悪影響を与える直接の証拠は見つかっていません。
小学生で将来の夢がないわかっている度 ★★☆
小学生の時点での「夢」はまだ途中経過で、いろいろな興味を行き来するのが自然な姿です。
思春期に会話が減ったわかっている度 ★★☆
親子の会話が一時的に減るのは、自立に向かう過程でよく見られる変化です。
ゲームをなかなかやめないわかっている度 ★★☆
WHOの基準でゲーム障害と呼べるのは、生活への大きな支障が長く続く、ごく一部のケースです。
親がときどきスマホを見てしまうわかっている度 ★★☆
スマホの使用量そのものと子育ての質との関連は、弱く一定していません。使う前に「ちょっと見るね」と一言かければ十分です。
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「やるといいこと」は別のページにまとめています。
このまとめは、研究で見られた集団の傾向をもとにした一般的な情報です。すべての子どもに当てはまるとは限りません。発達や心の様子で気になることがあるときは、かかりつけの小児科や自治体の子育て相談窓口に相談できます。