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ゲーム・SNSの見守りノート
子どもがゲームやSNSをやめられないとき、取り上げる前に、終わる場面と声かけを1タップで記録してみてください。揉めずに終われた声かけと、揉めやすい時間帯が見えてきます。記録するのは子どもではなく親の関わり方で、取り上げや監視はしません。記録はこの端末の中だけに残ります。
今日からできる3つ
- 始める前に、終わり方を約束する。
- 理由を先に伝え、子どもの希望も聞く。「宿題と寝る時間を守るために」のように。押しつけと感じる伝え方は、問題のある使い方の多さと関連していました。
- 終わったあとにすることを用意しておく。お風呂・ごはん・一緒にすることなど、いつもの流れの中で終えると切り替えが楽になっていました(幼児の研究)。
やってみたら、下で終わる場面を記録してください。続けると、わが家で効いた声かけが見えてきます。
週に1回、生活の様子
時間の長さより、生活への影響を見ます。この1週間で当てはまるものを押してください(なければ何も押さずに記録)。
見えてきたこと(直近4週間)
自分で声かけで区切りで揉めた
揉めずに終われた声かけ
揉めやすい時間帯
生活の様子(週ごとの「当てはまる」の数)
次に試すこと
このノートの使い方で大事なこと
- 取り上げの根拠にしない。中高生1,651人の調査では、親がルールを一方的に押しつけると感じている子ほど、問題のあるゲームの使い方が多い関連がありました。記録は、親が関わり方を見直すためのものです。
- ごほうびや罰に使わない。画面の時間をごほうびにしたり、罰として取り上げたりする家庭では、子どもの画面時間が長い関連がありました(幼児の研究)。
- 終わりは時計より「区切り」で。幼児の家庭の記録では、遊びが自然に終わる区切りや、いつもの流れの中で終えると切り替えが楽になっていました。小学生以上のゲームで同じかはまだ確かめられていませんが、「この試合まで」と始める前に約束するのは試しやすい方法です。
- やめにくさは珍しくない。日本の10〜29歳の調査では、平日のゲームが1日1時間未満の人でも21.9%が「やめるべき時にやめられない」と答えていました。子どもの意志が弱い証拠ではありません。
子どもと話してルールを決めるときはスマホ・AIルールづくり(印刷用)、終わりの声かけの言い方は声かけの言いかえ帳が使えます。研究とデータは「子どもがゲームをやめられない・やめさせると怒る」にまとめています。
よくある質問
子どもがゲームやSNSをやめられないとき、取り上げた方がいいですか?
取り上げるだけで問題が減るという研究結果はそろっていません。中高生1,651人の調査では、親がルールを一方的に押しつけると感じている子ほど、問題のあるゲームの使い方が多い関連がありました。画面の時間をごほうびや罰に使う家庭では、子どもの画面時間が長い関連も見られています。このノートでは、取り上げる前に、終わる場面と声かけを見直すことをすすめています。
子どもに記録していることを伝えた方がいいですか?
このノートが記録するのは、子どもの行動ではなく、親の声かけと終わる場面です。親が自分の関わり方を見直すためのメモなので、子どもに見せる必要はありません。ただ、記録を理由に叱ったり、取り上げの根拠にしたりはしないでください。
記録はどこかに保存されますか?
この端末のブラウザの中だけに保存されます。SEADICEのサーバーには送らず、登録もいりません。機種変更のときは「記録を書き出す」で保存したファイルを、新しい端末で読み込んでください。
これでゲーム障害かどうかわかりますか?
わかりません。このページは判定や診断をしません。WHOの基準でゲーム障害が検討されるのは、自分でコントロールできない・ほかのことより優先される・悪い影響が出ても続ける、という状態がふつう12か月以上続き、生活に大きな支障が出ている場合です。長い時間遊ぶ子の大多数は当てはまりません。気になるときは、かかりつけの小児科や相談窓口に相談できます。
1日何時間までなら大丈夫ですか?
すべての子に当てはまる「何時間まで」の答えは、研究ではまだ出ていません。時間の長さより、睡眠・学校・食事など生活への影響を見る考え方が中心です。このノートの「生活の様子」は、そのためのチェックです。
出典
- Bradt, L., et al. (2023). Does parents' perceived style of setting limits to gaming matter? Journal of Adolescence. doi:10.1002/jad.12271
- Tang, L., et al. (2018). Mothers' and fathers' media parenting practices associated with young children's screen-time. BMC Obesity. doi:10.1186/s40608-018-0214-4
- Hiniker, A., et al. (2016). Screen Time Tantrums. CHI 2016. doi:10.1145/2858036.2858278
- Nielsen, P., et al. (2019). Linking parental mediation practices to adolescents' problematic online screen use. Journal of Behavioral Addictions. doi:10.1556/2006.8.2019.61
- 国立病院機構久里浜医療センター (2019). ネット・ゲーム使用と生活習慣についてのアンケート結果(概要). ncasa-japan.jp
- World Health Organization. Frequently asked questions: Gaming disorder. who.int
- そのほかの研究とデータは、ゲームをやめられない・取り上げる前の記事とゲーム障害の記事の出典にまとめています。
このページは記録と集計だけを行い、診断や判定はしません。睡眠や学校など生活への大きな支障が長く続くときは、かかりつけの小児科、学校のスクールカウンセラー、自治体の相談窓口に相談できます。